大転子滑液包炎:股関節外側の出っ張りの痛み
大転子滑液包炎(だいてんしかつえきほうえん) 股関節の外側にある出っ張りの部分。 ここの痛みは大転子滑液包炎が考えられます。 下肢の外側にあるとてもしっかりとした強い靭帯、腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)が走る動作によって前後に移動します。 そのため、骨の突き出た部分で摩擦が起こっ…… 続きを読む
恥骨結合炎
◆恥骨結合炎って? ずばりサッカー選手の職業病と言われています。 ダッシュやボールを蹴るなどひねりの動作や、開脚運動が繰り返し行われ ると、恥骨結合部の骨と軟骨がこすれ合ってしまいます。 さらに、酷使しすぎると炎症を起こして痛みが生まれるのですね。 ◆どんな症状? まず、そ径部(脚の付け根)に痛…… 続きを読む
恥骨とは
◆Pubis(恥骨)って? 恥骨(ちこつ)?「恥ずかしい骨」と書くこの恥骨。初めて聞いた時に、 何となく隠微(いんび)な印象を受けたのは私だけでしょうか。 英語ではOs Pubis(オス プビス)とかPubis(プビス)と言います。 このPubisはラテン語のPubes(陰部)に由来しています。 う…… 続きを読む
大腿骨頭壊死の治療法
◆大腿骨頭壊死(だいたい こっとう えし)症の治療法とは? 何らかの原因で大腿骨頭に血液が送られず、壊死(えし)してしまう 恐ろし~い病気。 この病気の治療法を決定するうえで大切なポイントが3つあります。 1)壊死の範囲 2)壊死の場所 3)つぶれの程度 これらによって治療法は変わってきます。 …… 続きを読む
大腿骨頭壊死症とは
◆大腿骨頭壊死(だいたい こっとう えし)症とは? さて、骨はどうやって栄養を受けて生きているかご存知でしょうか? 体の他の細胞と同様に、骨も細胞が栄養を受け取って生きています。 その栄養は「血液」から酸素や栄養を受け取っているのですね。 そのため、血液の供給がなくなると、骨の細胞は死んでしまいます…… 続きを読む
変形性股関節症の手術
◆主に「進行を予防」する手術 まず股関節の構造を思い出して下さい。股関節は球(きゅう)関節といって 臼蓋(きゅうがい)という「おわん」と大腿骨の骨頭(こっとう)という 「ボール」の関係でしたね。 この「進行を予防」する手術は変形した臼蓋の形を整える方法です。 つまり、骨盤側の骨を一部切り取ったり、骨…… 続きを読む
変形性股関節症の治療法
◆痛みを楽にする飲み薬:消炎鎮痛薬(しょうえん ちんつうやく) 最も患者さんにとってつらい「痛み」。多くは鎮痛薬の内服で対処します。 ただ、これも痛みの程度によって変わってきます。 また、内服によって体への害が心配される場合は控えた方が良いでしょう。 ◆温熱療法(おんねつ りょうほう) 患部を温め…… 続きを読む
変形性股関節症のチェックポイント
◆30~40歳代の方は今すぐチェック! たとえ股関節に生まれつき異常があったり、幼少期から変形あっても すぐに発症する訳ではありません。 たいていは30~40歳代になってから症状が出てきます。 さっそく以下の症状をチェックして下さいね。 ◆歩き始めや長時間の歩行の後に... 初期の頃は、運動した後…… 続きを読む
変形性股関節症
◆そもそも「変形性股関節症」ってな~に? まず関節の表面についてガイドしましょう。 関節を構成する骨の表面。これは「関節軟骨(かんせつ なんこつ)」という 弾力性のある軟骨で覆われています。 この関節軟骨のおかげで、硬い骨同士が直接触れ合わずに、スムーズに動きます。 そして、変形性股関節症とは、こ…… 続きを読む
股関節の弱点
◆股関節の弱点(栄養輸送路にあり!) 体重の5倍以上の負担にも耐えられる靭帯を持つ股関節。う~ん。いかにも 強~いイメージがありますね。 でも。 意外なところに弱点があります。 股関節には、運動時にはかなりの負担が掛かっています。当然、必要とする 栄養分も多くなってきます。 実は、この栄養分。…… 続きを読む