ランナーのためのランニング障害SOS
まつだ整形外科クリニック

シンスプリント:走るとすねが痛い!

シンスプリント

シンスプリントとは、ふくらはぎの筋肉が収縮する際の圧力によって、すねの内側にある脛骨の骨膜がはがれてしまう障害です。

まさに、弁慶の泣き所と呼ばれる場所ですね。

メカニズム

脛骨の後ろ側にあるふくらはぎ、この筋肉が収縮すると、筋肉の圧力(内圧)によって、脛骨の骨膜を持ち上げるような力が加わります。

この負荷が何度も何度も繰り返されると、ある時限界を超えてしまい、部分的な骨膜剥離、つまりはシンスプリントが生じてしまうのです。

症状は?

脛の内側で中央から遠位(下のほう)にかけて痛みが出ます。

圧痛(押すと痛み)だけでなく、時に熱感、腫脹なども生じます。

原因

とにかく「走りすぎ」が最も多いでしょう。

負担がかかりすぎるのが原因です。

治療

まずは安静!
一般的に長期の安静は必要ありません。

痛みのない範囲での運動は可能です。

圧痛の状態を確認しながら徐々に運動を開始しましょう!

次にストレッチを!
痛みや腫れが引いてきたら、温めたりストレッチをしましょう。

*消炎鎮痛剤入りの軟膏や湿布などを使いましょう!

予防

ストレッチ!
ストレッチを十分に時間をかけて行い、筋肉の柔軟性を維持しましょう!
特にふくらはぎの筋肉のストレッチが有効です。

いずれにしても余裕をもって少しずつ体力、走力をあげていく事が大切です(^^

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