メタボリックシンドロームの要因:遺伝
自分では変えられないメタボの要因に、「遺伝」があります。
「やせの大食い」とうい言葉があるように、まったく同じ食事量・運動量でも太る人と太らない人がいます。
これは、個人のもつ「遺伝子」の違いによるものです。
つまり肥満は
●生活習慣病(食べ過ぎや運動不足など)
●太りやすい体質をもたらす要因(加齢、性別、人種、遺伝など)
の両方で形成されていくのです。
エネルギー倹約遺伝子?!
実は、肥満に影響を与える遺伝子として、エネルギー倹約遺伝子があります。
この遺伝子を持っていると、食事によって取り込んだエネルギーを「効率よく脂肪に変え」てしまい、体にためこんでしまいます。
食物の入手が困難な時代には、この遺伝子があると助かったわけですが、現在の飽食の時代では肥満の原因になってしまいます。
ちなみにエネルギー倹約遺伝子として、以下のようなものが見つかっています。
●β3アドレナリン受容体遺伝子
●PPARγ遺伝子
3人に一人!?
さて、エネルギー倹約遺伝子であるβ3アドレナリン受容体遺伝子。
これ実は日本人の3人に一人が、この遺伝子の変異を持っていると言われています。
この遺伝子に変異があると、基礎代謝が低くなって、太りやすくなってしまうのです。
ですから、少しでも生活習慣が乱れてしまえば…
ヒ・マ・ン!! _| ̄|○
遺伝子 + アルファ
上であげた遺伝子以外にも、太りやすい体質をもたらす遺伝子があります。
●ob遺伝子
●ミトコンドリア遺伝子
これらの複数ある遺伝子に加えて、
・過食
・運動不足
などが内臓脂肪の蓄積を加速させ、メタボを引き起こすのです。
今回のガイドは如何でしたか?
次回はメタボの要因(脂肪編)を詳しくガイドしていきます。
随時、専門的な最新ニュースも取り入れていきますので乞うご期待!
「メタボリックシンドロームの真実」(めざせ脱メタボ!)
お・た・の・し・み・に~!