メタボリックシンドロームの要因(加齢)
年齢とともに増加!
メタボリックシンドロームの有病率(かかっている人の割合)は年齢とともに増加します。
何と、70歳代では20歳代の「17倍!」にもなります。
それでは、なぜ年齢とともに増加するのでしょうか。
・インスリン抵抗性が増加。
→これについては別の機会で説明します。
・基礎代謝の低下
(生きていくために必要なエネルギーが低下)
・運動などで消費されるエネルギーが減少
→内臓脂肪が皮下脂肪に比べて著しく増加。
男性は女性の5倍
有病率が男性の方が、女性の5倍と圧倒的に多くなります。
これは、男性ホルモンは内臓脂肪をためやすく、女性ホルモンは皮下脂肪をためやすいという違いがあるからです。
また、男性では早食い、高脂肪・高カロリー食、食べ過ぎの人が多いというのも原因です。
かといって女性にも心配な点があります。
更年期以降は女性ホルモンであるエストロゲンが減少して、体脂肪がつきやすくなり、基礎代謝も低下していきます。
日本人はなりやすい!?
同じ腹囲であっても、日本人は内臓脂肪面積が欧米人よりも大きいことがわかっています。
このため、日本人が外見が同じようでもメタボリックシンドロームになりやすいのです。