ランナーのためのランニング障害SOS
まつだ整形外科クリニック

コンドロイチンの効果

先週ガイドした「コンドロイチン」。関節炎に効果があるサプリメントとして
世界中で使用されています。
でも、本当に効果があるのでしょうか?
実際に効くのでしょうか?
では、さっそく興味深い論文を紹介しましょう。

◆1 コンドロイチンは効くのか?

■J Rheumatol. 2000 Jan;27(1):205-11.
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A metaanalysis of chondroitin sulfate in the treatment of osteoarthritis.
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この論文はオーストラリアのLeeb 博士らが世界的医学誌のJ Rheumatolに
報告したものです。
これは372人の患者さんを対象としています。
コンドロイチン(単独)を投与した群と、プラセボ群を比較検討したもので、
120日以上経過した後に評価しています。
その結果は…
  ↓
「50%以上の患者さんに効果が認められた!」というものでした。

つまり結論として…
●関節炎に対してはコンドロイチン単独でもその効果は十分期待できる
としています。

今回紹介した論文だけではなく、基礎実験結果なども考慮すると
●「コンドロイチンは少なからず関節炎に効果がある」

と考えて良いでしょう。

いままで「サプリメントの真実を目指す旅」を供にしてきたあなたは
●グルコサミン
●コンドロイチン
は「関節炎の治療として効果があるサプリメントである」と分かったと
思います。
でも連日のように新聞やちらしで広告されているサプリメント商品を
よく見てみましょう。
単独での使用は殆どされていません。

それはなぜか?
   ↓
●グルコサミンとコンドロイチンの組み合わせが「より効果がある!」
からなんです。
(これはKellyという博士が論文でも報告しています)
でも両方の成分が入っていれば良いわけではありません。

効果が最も期待される、推奨されている「配分」があるのです。
その配分とは?

次回、科学的根拠(エビデンス)とともにガイドします!
ぜひ、お見逃しなく。
お・た・の・し・み・に~

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