コンドロイチンとは?
◆1 コンドロイチンの正体とは?
■コンドロイチンの成分
これは体内ではタンパク質と結びついて、コンドロムコ蛋白という形で、
関節軟骨や結合組織を構成しています。
■体内のどこにあるの?
主に、皮膚、血管壁、軟骨、関節、眼球、角膜、粘液、各臓器などに
分布しています。
そう、体中にあるのですね。
■どんな作用があるの?
現在までに沢山の生理作用が証明されています。その中でも、みなさんの
生活に密着したものを抜粋して紹介しましょう。
1.カルシウムの代謝に深く関与して、骨の成長、骨折の回復、
骨粗しょう症の防止する
2.傷ついた皮膚や組織を補修する
3.血液中のコレステロールや過酸化脂質を除去し(脂血清澄作用)、
動脈硬化や高血圧を予防する
4.関節軟骨の成分であり、関節・靭帯・腱の弾力性、円滑性を保つ
5.皮膚のみずみずしさ、若々しさを向上させる
まだまだ他にも沢山あります。
実際に腎炎、ネフローゼ、リウマチ、神経痛、腰痛、五十肩、肩こり、
夜尿症、眼疾患、脱毛症などを適応症とする医薬品に用いられています。
どうやらわれわれ人間の体には、「欠かせない成分」である事は
間違いないようです。
しかも、若い頃は体内で生合成されますが、
加齢とともに産生されなくなってきます。
そのため、次第に外部から補給する必要性が出てくるのですね。
■食物に含まれてる?
ではどんな食物に含まれているのでしょう。
一般的には「ネバネバ」したものに含まれています。
たとえば…
納豆、山芋、オクラ、なめこ、海草などです。
また高級ですが、フカひれ、ツバメの巣、
スッポンなどにも含まれています。
ただ、いずれにしても含まれている量は僅かです。
そのため、各種の健康食品が開発され、
市場に出回っているのですね。
さて、今週のガイドはここまでです。
来週は、コンドロイチンが関節炎に本当に効果があるのか!
についてエビデンス(科学的根拠)を示しましょう。
ぜひ、お見逃しなく。
お・た・の・し・み・に~