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グルコサミンの科学的根拠

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2007年10月15日




「サプリメントの真実を目指す旅」も中盤にさしかかりました。
今週からは
「グルコサミン」についての「科学的根拠」についてガイドします。
ずばり!
グルコサミンは効果があるのか?
いやいや、過剰な宣伝ばかりでほとんど効かないのか?
まずは、今までに報告された論文の中で、「効果あり!」と結論された
代表的なものを紹介しましょう。

◆Lancet (Reginster 2001)
このLancet(ランセット)は世界的に有名な医学雑誌です。かなり信憑性は
高いと思います。
この論文では、グルコサミン1500mg/日の3年間の長期的大規模研究結果が
発表されています。プラセボ群(グルコサミンを内服していない)では3年間
で関節裂隙(関節の隙間)は0.31mm減少したのに対し、グルコサミン群では
僅か0.06mmの減少にとどまりました。
また、症状スコアはプラセボ群で9.8%悪化したのに対し、グルコサミン群では
24.3%も改善し、また副作用も見られなかったという内容です。

◆米国リウマチ学会(2004)Olivier Bruyere
これは、ベルギーLiege大学のOlivier Bruyere氏が、サンアントニオで
開催された米国リウマチ学会で報告したものです。
変形性関節症の治療薬としては、患部の炎症を抑えるだけではなく、
関節の構造自体を改善して、病気の進行を遅らせることができる薬
(DMOAD、disease modifying drugs for osteoarthritis)が期待され
ています。

この報告では、被験者数は、試験開始時点で計414人、終了時点では
計259人で、グルコサミン投与量は1日1.500mgでした。
ちなみにDMOADの基準に合格するには、関節スペースの狭窄、痛み、機能
の3点を改善する必要があり、更に治療効果がプラセボ偽薬以上であること
を示さなければなりません。
そこで、プラセボ偽薬と比較したところ、プラセボでは“治療反応者
(効果のあった人)”は41人(32%)だったのに対し、グルコサミンを
投与した群では71人(53%)で、グルコサミンの効果が確認できました。
この結果は、グルコサミンを服用すると“効果が現れない治療失敗者”
になる危険率が0.68倍にまで低下し、治療効果が期待できると
されています。

以上より、グルコサミンはDMOADの基準を満たし、単なるサプリメント
以上の効果が証明されたものといえます。
つまり「グルコサミンは効果あり!」と証明されたのです。

————————————————————————
残念ながら今週のガイドはここまで!
今週は代表的な2つの論文(報告)を紹介しました。
これらの論文では、「グルコサミンは効果あり!」
という結論になります。
確かに、これ以外にも「グルコサミンは効果あり!」という報告は沢山あります。
でも、どうやら反論の論文や報告もあるようです。
次週はグルコサミンの効果にギモンを投げる論文を紹介します。
ぜひ、お見逃しなく。
お・た・の・し・み・に~


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