メタボリックシンドロームの要因:白色脂肪と褐色脂肪
脂肪組織
メタボリックシンドロームの原因の一つに「脂肪」があります。
脂肪組織は脂肪細胞が集まってできています。
つまり、脂肪細胞の集合体なんですね。
それぞれの脂肪組織の中に脂肪が「水滴状の粒」として存在しています。
さて、この脂肪細胞には2種類の細胞があります。
それが「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」です。
白色脂肪細胞
白色脂肪細胞には大きな脂滴が一つあります。
これを「脂肪球」といいます。
実はこの中に余剰エネルギーが中性脂肪の形で蓄えられます。
勘のよい方はわかりましたか?
一般に脂肪細胞と言われているのが「白色脂肪細胞」で、まさに脂肪を蓄積するタイプの細胞です。
したがって、ダイエットなどで減量する場合も、白色脂肪細胞を減らすことが目的となります。
・存在する場所
白色脂肪細胞は、全身のあらゆるところに存在します。
とくに皮下とお腹の中(腸と腸の間を固定している腸間膜や腸のまわりを包装紙のように覆っている大綱など)に付着しています。
・働き
おもに体温の調節を担っています。
褐色脂肪細胞
この脂肪細胞には、小さな脂滴がたくさんあります。
これらは貯蔵された脂肪を熱に変え、放出する働きをします。
・存在する場所
首やわきの下、肩甲骨周囲、心臓や腎臓周囲に存在しています。
・働き
おもに内臓の保温や過食時のエネルギー消費を行います。
やせの大食い
褐色脂肪細胞の働きが活発な人は、熱としてエネルギーを沢山消費します。
つまり「やせの大食い」となります。
ちなみに活発ではない人はエネルギーも消費も少なめで、両者の1日の基礎代謝量の差は200Kcalといわれています。
今回のガイドは如何でしたか?
次回はメタボの敵である「早食い」「飲酒」「喫煙」について、詳しくガイドしていきます。
随時、専門的な最新ニュースも取り入れていきますので乞うご期待!
「メタボリックシンドロームの真実」(めざせ脱メタボ!)
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