ランナーのためのランニング障害SOS
まつだ整形外科クリニック

半月板のQ&A

「膝の痛み 何でもQ&A」シリーズ

Q.「半月板(はんげつばん)を取ってしまっても大丈夫?」
埼玉県在住のTさんからの質問です。

半月板(はんげつばん)は、軟骨の1種で、膝にかかる負担を分散したり、吸収したりする大切な役割を果たしています。

それだけに、スポーツや事故などで傷つけてしまうことも少なくないのです。

では、半月板を傷つけてしまった時はどうしたらよいのでしょう。

程度にもよりますが、ひどい場合は「手術」が必要になることがあります。

一般的に関節鏡を使って、部分切除したり、縫合するなどの治療を行います。

でも!

半月板はとても治療が難しく、一度傷がついてしまうと、治りにくく治るまでに長い時間を要したり、また完全には治らないこともあります。

問題なのは、半月板の傷は放置しておくと、徐々に大きくなって膝が痛んだり、ときに動かなくなってしまう原因になってしまうこともあります(–

そのため、半月板を完全に切除した方が良い場合も、少なくありません。

何だか半月板を完全に切除するなんて、とても不安に感じると思いますが決して悲観的になる必要はないのですね。

ただ、しっかりとした手入れ(お肌の手入れと同じです)が大切!

○太ももの筋肉を鍛える!

○正座など、膝を深く曲げる事を控える!

○痛いのを我慢して、負担をかけすぎない!

○専門の先生と相談して、スポーツを制限する!

などなど…

本来、膝に必要な組織を取ってしまう訳ですから、全く問題がない訳ではありません。

ただ、切除した方が良い場合もありますので、良く専門の先生と相談されるのが一番でしょう。

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