ランナーのためのランニング障害SOS

まつだ整形外科クリニック

野球肘の治療

▼治療の原則
原則は保存的治療。つまり手術はしない方法です。
まず、投球動作を中止にします。最も大切な事です。

▼薬物療法
あまり薦めませんが、痛みの強いときには飲み薬を使います。炎症を抑えて
痛みを和らげるお薬です。いわゆる痛み止めですね。でも、短期間の使用に
限られます。

▼リハビリテーション治療
1)温熱療法
超音波やレーザー療法などを使用します。これは局所の血行を改善させて、筋肉
の緊張を和らげたり、痛みを発する物質(発痛物質)を患部から排除する効果が
あります。

2)ストレッチや筋力訓練
肘のストレッチは、肘を曲げる筋肉(屈筋群)と伸ばす筋肉(伸筋群)の
ストレッチを行います。ここで、大事な事は決して無理をしない事です。痛みの
ない程度で、ゆっくりとリラックスしながら行います。
ちなみに屈筋群のストレッチは片方の手で指先をつかみ、手首を反らします。
(背屈)一方、伸筋群は手首を手のひら側に曲げていきます(掌屈)。

▼予防がすべて!
しかし、何と言っても予防に対する指導が大切です。投球前の十分なストレッチ。
そして、ウオーミングアップを指導して、肘に負担のかからないようにフォームを
確認する事が大切です。

▼投球数の目安
それでは現在推奨されている投球数をご紹介します。

小学生: 50球以内/日  3日以内/週
中学生: 70球以内/日  6日以内/週
高校生:100球以内/日  6日以内/週

あくまでも目安です。が、いすれにしても練習が過剰にならないように
注意する事が大切です。

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さて、いかがでしたか?これで野球肘のガイドは終了です。
また、機会がありましたらもう少し細かくガイドしますね。
さて、次回から前腕を滑るように駆け抜け、手関節や手の領域に進み
ましょう。
手の世界はまさに進化の分野。手を支える見事な解剖と、その動きの
不思議さをわかりやすくガイドしますね。
お・た・の・し・みに!

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