関節ねずみとは?
膝の荒野編:変形性膝関節症以外の膝が痛む病気4:関節ねずみ
「変形性膝関節症以外の膝が痛む病気」シリーズ第4弾です。
□関節リウマチ
□痛風(つうふう)
□偽痛風(ぎつうふう)
に続く第4弾はこれ。
「関節ねずみ」です。
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■関節ねずみ(または関節遊離体)って?
そもそも「関節ねずみ」とはどんな状態になっているのでしょう。
膝の限られた部分に、繰り返して外力や負担がかかると、関節軟骨や骨の一部が
はがれたり、はがれ落ちたかけらが関節内を動き回る事があります。
この、はがれ落ちて関節内を動き回る骨や軟骨のかけらを
「関節ねずみ」と言います。
*ちなみに、関節の中で関節軟骨が損傷を受ける事を「関節軟骨損傷」とか
「骨軟骨骨折」と言います。
↑ チョッと専門的過ぎでしたね(^^;
■どんな症状?
さて、骨や関節軟骨の一部がはがれて「ねずみ」になると、膝に腫れを起したり、
激痛を生じさせたりします。
そして、時にロッキングを生じます。
□ロッキングとは?
突然、膝が動かせなくなる症状をロッキングと言います。
まさに、ロックされてしまう状態なんですね。
これは、関節ねずみや、損傷された半月板(はんげつばん)などが、
関節の隙間に挟み込まれて起こります。
■症状の特徴って?
さて、この関節ねずみ。ねずみというくらいですから、チョコチョコと
動き回ります。
ですから、その時どきで「痛みの場所」や「痛みの程度」が異なります。
激痛やロッキングが頻繁に起こるようでしたら、手術をしてねずみを
取り出す必要があります。
■将来的に…
関節軟骨や骨の一部がはがれ落ちると、将来的にこの部分を中心として、
関節軟骨のキズが広がる事があります。
すると、変形性膝関節症になってしまう事があります。
→ → → _| ̄|○ ガクッ
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今週のガイドは如何でしたか?
この関節ねずみは膝だけに出来るわけではありません。
肘や足首など他の関節にも生じます。
これらの関節に痛みや腫れ、ロッキングなどの症状がある方は
整形外科を受診してくださいね。
さて、次回は変形性膝関節症(へんけいせい ひざかんせつしょう)以外の
膝が痛む病気シリーズ:第5弾!をガイドしていきます。
特に、次回からは「ケガや疲労が原因」で起こるひざの痛みシリーズです。
タイトル… 長っ(汗
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