ランナーのためのランニング障害SOS
まつだ整形外科クリニック

骨粗鬆症とは

◆骨粗鬆症(こつ そしょうしょう)ってどんな病気なの?
骨にはタンパク質やリンなどとともに、沢山のカルシウムが含まれて
います。でも、骨に含まれているカルシウムの量(骨量)は加齢とともに
減ってきます。すると、骨の中の構造は壊れ、非常にもろい状態になって
しまいます。これを骨粗鬆症と言います。

つまり、骨が・・・
粗(あらい) +  鬆(す) =  骨粗鬆症(こつそしょうしょう)
骨粗鬆症は、骨に「す」が入ってもろくなる病気です。

◆どのくらいの人がなるの?
この病気は圧倒的に女性に多いのが特徴です。女性では閉経期の40~50歳代
から急激に骨量が減ってきます。60歳代では2人に1人。70歳以上になる
と実に10人に7人以上となります。
男性でも80歳以上では約半数に起こると言われています。

◆予防と治療の3原則!
1.カルシウム 
2.日光
3.運動

予防と治療には、この3つに気をつけて生活する事がとても大切です!

では、順番にガイドしていきましょう。

1.カルシウム
骨を強くするには、何といってもカルシウムの多い食事が大切です。
一般的には成人におけるカルシウムの1日所要量は600mgとされて
います。
ところが、成長期の人や、閉経を迎えた人、そして骨粗鬆症の危険
の高い人には1,000~1,500mgが必要です。でも、これだけ摂取する
のは結構大変です。
カルシウムの多い食品は豆・野菜・乳製品や魚介・海草類ですね。
具体的には木綿豆腐1丁で120mg、小松菜1/4束で230mg、牛乳1本
(200ml)で200mg、いわし1尾で200mg、ひじき10mgで140mgといった
具合です。
バランス良くカルシウムを取りましょう!

2.日光浴
さて、食事でとったカルシウムを体内に吸収するには、ビタミンDが
必要です。ビタミンDは日光を浴びると、体内で作られます。
強い日差しを避けて、木漏れ日程度の日光浴がお薦めです。
ちなみに夏なら木陰で30分、冬なら顔や手に太陽を1時間当てる
だけで十分です。

3.運動
次に、吸収したカルシウムを骨にしっかりと定着させるには、運動も
必要です。骨に力(体重)がかかるような運動は骨量を増加させます。
高齢者では、心臓や肺、手足の関節に負担をかけないような運動が
良いでしょう。特にウォーキングがお薦めです。

これら3点が最も大切ですが、その他にも以下の点に気を付けましょう!
・タバコを吸わない
・アルコールを取り過ぎない
・ストレスをためない

さて、来週は「骨粗鬆症の腰痛」をガイドします。
腰痛無料レポートと併せてご覧下さいね!
お・た・の・し・み・に~

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