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まつだ整形外科クリニック

偽痛風とは?

膝の荒野編:変形性膝関節症以外の膝が痛む病気3:偽痛風(ぎつうふう)

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■痛風に似た急激な関節炎が起こる「痛風(つうふう)」
病名からもわかりますね。
症状や原因が痛風に似ている事から、偽りの痛風と書いて「偽痛風」という
名前が付けられています。

■偽痛風の別名
○関節軟骨(かんせつなんこつ)石灰化症(せっかいかしょう)
とか
○ピロリン酸カルシウム沈着症(ピロリンさんカルシウムちんちゃくしょう)
などとも呼ばれています。

■女性に多い?
痛風とは違い、高齢の女性に多くみられます。

■症状は?
膝や足首、そして肩などの比較的大きな関節に「激しい炎症」が起きます。
全身に発熱を伴う事もあります。

■偽痛風の原因って?
実は、ピロリン酸の原因は「結晶(けっしょう)」なんです。
汗と涙の結晶?
いえいえ、違います(苦笑
ピロリン酸という物質と、カルシウムが結合して出来る結晶です。

■代謝の過程で問題が…
そもそもピロリン酸はとは、代謝の過程で作り出されます。
本来は肝臓(かんぞう)などで分解されますが、高齢になって肝臓の機能が
低下してくると、ピロリン酸が分解しきれずに残ってしまいます。
すると。。。 
このピロリンさんが血液中のカルシウムと結合して、結晶が作られます。
こうして「ピロリン酸カルシウムの結晶」が出来上がります。

■沈着?
このピロリン酸カルシウムの結晶は、関節軟骨に沈着しやすいのです。
そのため、
膝の半月板(はんげつばん)

関節の滑膜(かつまく)
沈着します。

すると、その結晶が白血球(はっけっきゅう)に攻撃されてしまいます。
そのため、激しい関節炎症状が起こってしまうのです(–

■合併症は?
先ほどもガイドしましたが、主な症状は関節炎による痛みと発熱です。
(発熱は無い事もあります)
消炎鎮痛剤を服用すれば、1週間から10日前後で症状はなくなります。
症状がなくなれば、薬の服用も必要ありませんし、痛風のように
発作が慢性化したり、
一生付き合っていかなくてはならない合併症を起こす心配もないのです。
少し安心出来ますね(^^

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今週のガイドは如何でしたか?
痛風が男性に圧倒的に多いのに対して、偽痛風は女性に多いのです。
もともと、高尿酸血症や糖尿病、高血圧などを患っている人も多いんです。
これらの病気が誘引となって、偽痛風の発作が引き起こされる事があります。
こうした病気がある女性。   → → → _| ̄|○  ガクッ
しっかりと治療をしましょうね(^^;

さて、次回は変形性膝関節症(へんけいせい ひざかんせつしょう)以外の
膝が痛む病気シリーズ:第4弾!をガイドしていきます。
それは…
「ねずみ」です。
エッ?! 「ねずみ?」
さて、一体どんな病気なのでしょう?
痒~いところに手が届くようなメルマガ目指しています。
来週も お・た・の・し・み・に~

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