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骨粗鬆症Q&A その2

2007年9月24日

◆骨粗鬆症(こつ そしょうしょう)ってどんな病気?

● 粗(あらい) +  鬆(す) =  骨粗鬆症(こつそしょうしょう)
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは、長年の生活習慣などにより骨の量が
減って「スカスカ」になり、骨折をおこしやすくなっている状態、もしくは
骨折をおこしてしまった状態のことをいいます。 
骨がスカスカ!怖いですよね。

では、さっそくQ&Aでもう少し詳しくガイドしていきましょう。
まずは読者の方からの質問です。

Q1.どうして喫煙は骨粗鬆症に悪いの?
A1.
百害あって一理なし。喫煙は骨量の減少の原因に挙げられています。
どうしてなのでしょうか?
実は、カルシウムの吸収に問題があります。喫煙をすると、胃腸の働きを悪く
してカルシウムの吸収が妨げられてしまうのです。そのため骨量が減少してし
まうのですね。
他にも、飲酒やカフェイン、そしてストレスにも同じような作用があります。
過量のカフェインやアルコールの摂取はカルシウムの吸収を減らすだけでは
なく、尿への排泄を増やしてしまうのです。
何事もほどほどに!という事ですね。

Q2.骨粗鬆症になると起しやすい骨折って何ですか?
A2.
骨粗鬆症になると骨がスカスカになっている訳ですから、当然骨も折れ易く
なります。特に多いのが以下の3つです。

●脊骨の骨折:圧迫(あっぱく)骨折
転倒したりすると、上下方向に強い圧迫力が加わり骨が押しつぶされた
状態になります。そのため圧迫骨折と言われています。
円背(えんぱい)と身長の短縮が特徴です。

●橈骨(とうこつ)の骨折
転んで手を付いた際に起ります。非常に多い骨折です。

●大腿骨(だいたいこつ)の骨折:大腿骨頸部(けいぶ)骨折
転倒によって起ります。この骨折を起こすと寝込むことが多く、そのため
運動不足などから、さらに骨量が減少するという悪循環に陥り、高齢者では
「寝たきり」の原因になることが少なくありません。
基本的には手術が必要になります。転倒には気をつけましょう!

Q3.骨粗鬆症による骨折を防ぐにはどんな点に気をつければ良いですか?
A3.
殆どの方が「転倒」によって骨折しています。ですから、日常生活で骨折を防ぐ
ためには、「転倒予防」が必要です。
実は今日10(テン)月10(トウ)日は「転倒予防の日」です。
某新聞で紹介されていた「転ばぬ先の知恵」として紹介されていました5つを
ガイドしましょう。

1)「からだづくり」
毎日の生活の中で無理なくできる運動を習慣にしましょう。
2)「丈夫な骨づくり」
からだを支える丈夫な骨を維持しましょう。
3)「安全な住まいを」
家の中の整理整頓をして、普段から出来る安全な環境を作りましょう。
4)「栄養にも気を配って」
適正体重を維持しながら、筋力低下を防ぐ良質のたんぱく質やビタミン類
を摂りましょう。
5)「安心グッズの選び方」
まさに「転ばぬ先の杖」。自分に合った高さに調節してもらいましょう。

どうですか。ちょっとした工夫で転倒が防げますよ。

Q4.カルシウムの上手な取り方は?
A4.
●乳製品がお薦め!
乳製品のカルシウムは、ほかの食品より吸収率がずばぬけて高いのが特徴です。
牛乳やヨーグルトなら、1日200~300ccはとりましょうね。牛乳が苦手な人は
料理に利用したり、チーズを食べるのもいいでしょう。
●塩分は控えめに!
味付けが濃いと、塩分のとりすぎになりがちです。せっかくカルシウムをとっても、
尿といっしょに出ていってしまう分が増えてしまいます。  
食べ過ぎにご注意を!
●ビタミンDが大切!
カルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDは、日光浴によって皮膚で作られます。
食品では魚や肉の肝臓、バター、卵黄に多く含まれます。
●補助食品を賢く利用!
ウエハースやせんべいなどの菓子、ご飯の素など、カルシウムが強化された補助食品
も市販されています。上手に利用するのもかしこいやり方です。

Q5.骨粗鬆症は遺伝しますか?
A5.
一般的に遺伝性は認められていません。

Q6.骨粗鬆症の薬物治療について教えて!
A6.
代表的な薬についてガイドしましょう。

●カルシウム剤
加齢と共に腸管からのカルシウム吸収率は低下するため、これを補う目的で、
腸管からの吸収が最もよいとされている乳酸カルシウムが主に用いられています。

●エストロゲン
閉経後骨粗鬆症の治療の第1選択はエストロゲンの補充です。エストロゲンは
閉経後の骨量減少を防止し骨量を増加させると共に、骨折頻度を減少させます。

●活性型ビタミンD
骨量増加作用はそれ程大きくないですが、骨折防止効果が強いことが特徴です。

●ビスフォスフォネート
骨を壊す(骨吸収)働きのある破骨細胞を強力に抑制します。
ビスフォスフォネート系の薬剤の中では、
第1世代のエチドロネート(ダイドロネル)
が骨粗鬆症治療薬として使用されています。
エチドロネートより強力な骨吸収抑制作用を持続する第二世代のビスホスホネート
(ボナロン)製剤も続々と開発されており、
中でもalendronate(アレンドロネート)は強力な骨粗鬆症の治療薬です。

●カルシトニン
カルシトニンは破骨細胞の受容体に直接作用して骨吸収を抑制するホルモンです。
カルシトニン製剤としては、ウナギやサケのカルシトニンが合成され、骨量増加作用
と骨粗鬆症に伴う疼痛の改善効果が認められています。

●ビタミンK
動物実験で骨吸収を抑制すると共に骨形成に対しても促進的に作用することが
示されています。

———————————————————————-

さあ、今週で骨粗鬆症についてのガイドはおしまいです。少しは身近な疾患と
して理解できましたか?
是非、先週分と一緒に保存して読みかえしてみて下さいね。
さて、来週からは「膝の森」をガイドする予定です。
お・た・の・し・み・に~




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骨粗鬆症Q&A

2007年9月23日

読者のみなさんから頂いた質問や実際に医療現場で受ける事の多い質問を
中心にQ&A方式でガイドします。

Q1.そもそも骨粗鬆症(こつ そしょうしょう)ってどんな病気?
A1.
まずはもう一度下の公式を読んで下さい。

● 粗(あらい) +  鬆(す) =  骨粗鬆症(こつそしょうしょう)

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは、長年の生活習慣などにより骨の量が
減って「スカスカ」になり、骨折をおこしやすくなっている状態、もしくは
骨折をおこしてしまった状態のことをいいます。 

Q2.骨粗鬆症による症状の特徴って?
A2.
最も特徴的な症状は以下の3つです。
1)腰・背部痛
2)身長の低下
3)円背(背中が曲がってくる)
これらは、背骨の骨格である椎体という骨の骨折が原因です。

Q3.骨粗鬆症はどうやって起るの?
A3.
人間の体の中では「骨代謝(こつたいしゃ)」がバランス良く行われて
います。このバランスが崩れると骨粗鬆症が起ります。
そもそも人間の体の中では細胞の新陳代謝がされています。骨も同じで 
常に古い骨を壊し、絶えず新しい骨に作り変える代謝が必要です。これを
「骨代謝」といいます。

骨をもとになるカルシウムやホルモンが不足してくると…
●「 骨をつくる量  <<  骨を壊す量」
となってしまい、骨がスカスカになってしまいます。
こうして骨粗鬆症となってしまうのです。

Q4.骨粗鬆症になりやすい人ってどんな人?
A4.
誰でも出来ることなら骨粗鬆症にはなりたくないですよね。
人間誰でも、年を重ねるにしたがって骨の量は減っていきます(泣)。
でも、みんながこの病気になる訳ではありません。
日常生活の過ごし方で、かなりの個人差が出てきます。

ここでは、代表的な危険因子についてガイドします。
1)女性→男性に比べて骨が細く、閉経によって骨をつくるもとになる
女性ホルモンの分泌が減ってしまいます。

2)遺伝に関係
閉経の時期が早い・痩せ型

3)日常生活の過ごし方に関係
・偏食・運動不足・アルコール・コーヒーの多飲・喫煙
・日光照射不足など

4)病気に関係
・胃切除・糖尿病・甲状腺機能亢進症・高カルシウム尿症
・副腎ステロイド投与・原発性副甲状腺機能亢進症・腎不全など

日常生活の過ごし方を改善するだけでもリスクはグッと低くなります。
当てはまる方。生活スタイルを見直しましょうね。

Q5.骨粗鬆症の予防法はありますか?
A5.
予防にはとても大切な3原則があります。
それは….
1)食事
2)運動
3)日光浴
この3原則を忘れずに生活する事が大切です!

●食事編
特に日本人の食事で不足しているのが「カルシウム」です。
ですから「カルシウム」の摂取を心がけましょう!
乳製品はもちろん、大豆や小魚、緑黄野菜や海草などを積極的に
取りましょう。

その際、タンパク質やビタミンDを一緒に摂取するとカルシウムの吸収が
良くなります。

●運動編
骨を作るには荷重(骨に刺激を与える)がかかっていることが必要です。

適度な運動で骨が刺激されると、体内に入ったカルシウムが有効に使われ、
骨量が増えることがわかっています。
何も激しいスポーツが必要となるわけではありません。毎日の30分程度の
散歩でも効果は十分あります。
とにかく続けてみましょう。
骨だけではなく、筋力アップにもつながり、転倒予防の効果も期待出来ます。

●日光浴
実は、カルシウムを摂取すればすぐに吸収されるわけではありません。
そのために欠かせないものがあります。それが…
ビタミンD!です。

ビタミンDは、「人間の皮膚が日光の紫外線を浴びる」ことでつくられます。
ですから日光浴は骨粗鬆症の予防にとって大切です。
日焼けする必要はありません。夏なら日陰で30分ほど。冬であれば外で
1時間ほどの日光浴で十分です。

実はこの3原則。とても大切なのですが、知らないがためにクスリや
サプリメントに走ってしまう。そんな患者さんがとても多いのですね。
身近に骨粗鬆症で悩んでいる方がいましたら教えて上げて下さいね。

Q6.骨粗鬆症の検査は何歳ごろがいいのでしょう?    
A6.
正確な答えはありませんが、一般的には50歳前くらいの「閉経前」が
いいと思います。
なぜなら、もし閉経前に骨量が少なければ、閉経によってさらに減ること
が予想されるからです。その場合は早めの対策が必要です。
ただ、各年代によって骨量をはかる意味があります。
少し詳しくガイドしますからあなたの年齢に合わせて考えてみましょう。

◆年代別による骨量チェックの意味とは?
●20~40歳代
この年代は一番骨量が多い時期です。ですから、
「もともとの骨量が多いか少ないか」を知る事が出来ます。
一つの指標になりますね。

●50歳~
この時期は閉経を迎えます。その影響で骨量が落ちていないかを確認出来ます。
もし、この時期に急激に落ちている事がわかれば、早期の治療が可能になります。

●60歳~
閉経後の急激な骨量の低下は過ぎている時期になっています。現在の状態を
知ることによって後の治療法や対策の手がかりをつかめます。

●70歳~
転倒などの骨折が多くなってきます。転倒予防などの具体的な対策を練る指標に
なります。

●その他 定期的に測定
半年から1年ほどの間隔で、定期的に測定するのも一つの有効な方法です。

骨量は維持されているのか?それとも減少しているのか?
これらを知ることによって、現在の治療法や今後の対策、日常生活の改善など
が可能になります。

——————————————————————–

今週のガイドはここまで。
骨粗鬆症について少し理解出来ましたでしょうか?
好評につき、来週も引き続きQ&Aをガイドします。
検査方法、治療薬や効果的な運動方法などをガイドする予定です。
今週と来週分をまとめて保存しておくことをお薦めします。
お・た・の・し・み・に~




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