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まつだ整形外科クリニック

外反母趾手術治療とは?

外反母趾の【手術的治療】

いろいろと、保存的治療を試みたけどなかなか症状が改善しない…
そんな場合の最後の手段。

それが、手術療法になります。

過去の歴史を紐解くと、外反母趾の治療は18世紀後半から行われています。

そして、現在までにさまざまな手術方法が報告されています。
その術式は何と100以上。

つまり、すべての症例に対応できる単一の手術法はないわけです。

では、私達がやっている、代表的な手術方法を列記しておきましょう。

●軟部組織矯正術(なんぶそしき きょうせいじゅつ)
McBride法など

●中足骨骨切り術(ちゅうそくこつ こつきりじゅつ)
Mann法
Mitchell法など

●基節骨骨切り術
Keller法など

●関節固定術、関節形成術
*関節の破壊が認められる症例に用います。
症例によって、治療法が異なるんですね。
それだけ「外反母趾」は奥深いわけです(^^;

手術何でもQ&A

誰でも手術を受けるのは心配ですね。
そして、なかなか医師に聞きにくい現実もあるようです。
そこで、一般的に質問される内容をまとめてみました。
ぜひ、参考にして下さいね。

麻酔について

一般的には、比較的手術中の全身管理が容易な「全身麻酔」で行われることが多いようです。
当院でも「全身麻酔」でやってます。

また、腰椎麻酔(下半身のみに麻酔がかかる方法)で行う場合もあります。
どちらも問題なくできますが、患者さんの全身状態や手術にかかる予定時間などによって判断されます。

それぞれの麻酔方法には、メリット、デメリットがありますので、状態に合わせて最良の方法を選んでもらいましょう。

手術の所要時間について

あくまでも、術式や外反母趾の状態によりますが、多くは1~2時間程度のことが殆どです。

手術後の経過について

術後はギプスシーネというもので、足部から足関節までを2-3週間程度固定します。

その間は免荷(体重をかけてはならないこと)とします。

ギプスシーネをはずした後は、代わりに足底板を装着し部分荷重(体重を少しずつかけること)を開始していきます。
荷重をかける度合いは、骨切り部の骨癒合(こつゆごう)状態をレントゲン撮影により確認しながら決めていきます。

通常は術後2ヶ月ほどで、骨癒合も良好となり全荷重歩行も支障なく行えるようになります。

手術を受ける前の問題について

外反母趾の手術を希望される人の多くは、「痛みをとる」ためです。

でも、外観上の問題。
つまり、見た目が気になるために手術を希望される方も少なくないようです。

特に女性にとっては、見た目が気になる事が多くなります。
でも、そんな時ほど気をつけなくてはなりません。

▼思わぬ落とし穴
見た目には変形がつよくても、日常生活上は問題なく歩けていた方が手術を受けたとしましょう。
外観はきれいに矯正されました。

でも、かえってバランスが悪くなって歩き辛くなってしまうケースもあります。

このような場合、変形は治っても歩行に障害が残ってしまう…
これでは、手術をした意味がありません。

一番大切なのは、患者さん自身がどのような支障をきたし、どのような悩みを持っているか。

手術を受ける事によって、どのような治療効果を望んでいるか良く医師に話してみることをお薦めします。

手術を受ければ完全に治る?

手術を受けると、これで完全に治ると思っている方が沢山います。
確かに、外観上も症状も改善しますが、「足のアーチの矯正」は完全に修復することは難しいのです。
したがって、手術を受けた後もインソールを用いる必要があることも知っておいて下さいね。

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