ランナーのためのランニング障害SOS
まつだ整形外科クリニック

扁平足の症状と治療

■扁平足(へんぺいそく)の症状
扁平足の症状は、前回のメルマガでガイドした、
年齢のよって(3つの分類)、それぞれ特徴があります。
では、簡単に要点だけガイドしましょう~(^^

■分類別による症状
▼小児期扁平足
小児が症状を訴えることは殆どありません!←これ大事!
殆どの場合、ご両親が足部の異常に気づいて来院されます。

▼思春期扁平足
長時間の起立や歩行の後などに、「足部の倦怠感」や「痛み」
を訴える事が多いです。

▼成人期扁平足
中年以降の肥満とともに、縦アーチが低下して、疼痛が出現します。
さらに進行すると、足部の動きが制限されて(可動域制限)、
正座が困難になってきます。
また、内果(ないか:内側のくるぶし)が突出してきたり、
痛みを生じたりします。

■扁平足の治療
多くは、保存的治療(手術をしない)ですみますが、
時に手術が必要になる事があります。
 
■扁平足の治療<保存的治療>
▼運動療法
特に小児の場合、日常生活の中で程よく筋力や靭帯を使うことが
大切になってきます。
芝生や砂地の上で裸足で遊ばせたり(怪我には注意して下さいね)、
縄跳びなども薦められているようです。

また、筋力をつける方法としていくつか推奨されていますが、
簡単なのは、これ。
→ 裸足で足の下にタオルや手ぬぐいを敷き、足のゆびで
たぐり寄せる運動です。

▼足底板 (アーチサポーター)
縦のアーチを作成して装着します。
小児:靴の中や靴下の中に入れて使用します。
思春期や成人期:仕事中など、立っている時に装着します。
            
■<手術的治療>
年齢により手術方法が全く異なります。
手術方法は、かなり専門的になりますので、言葉だけでの説明では
理解する事はかなり困難です。
整形外科医の中でも「足の外科専門医」の診察を受ける事を
お薦めします。
●【日本足の外科学会】のサイトはこちら
→ http://www.jssf.jp/index.html
 
【たかが扁平足】
【されど扁平足】
                        by フー
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今回のガイドは如何でしたか?
このメルマガが、少しでもお役に立てれば幸いです。
次回は、【外反母趾(がいはんぼし)】についてです。
わかりやす~くガイドします。
痒~いところに手が届くようなメルマガ目指しています。
次回も お・た・の・し・み・に~

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