埼玉県熊谷市の整形外科医 松田 芳和 が複雑な体の仕組みや動きを分かりやすく解説いたします。
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扁平足とは?

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2008年4月1日




■扁平足(へんぺいそく)とは?
一般的には、足の縦のアーチが低下したものを、「扁平足」と言います。
実際には外反(がいはん)足とか、外反扁平足などを総称して
「扁平足」と呼ぶ事が多いようです。
また、横アーチが低下した足を横軸扁平足と呼び、中足骨(ちゅうそくこつ)
が扇状に開くことから、「開帳足(かいちょうそく)」と言います。
*中足骨:足の甲の部分を構成する骨

■分類
原因や症状などから多くの分類があります。ここでは代表的な
「Hohmann」の分類を使ってガイドしていく事にしましょう(^^

■原因
大別すると、以下の項目に分ける事ができます。
▼先天性
▼外傷性
▼炎症性
▼麻痺性
▼静力学性

何だか沢山ありますが、これ全部覚える必要ありません(^^
実は、原因の90%以上は「静力学的扁平足」(Static Flat Foot)と言われて 
います。
名前はともかく、これだけ覚えておきましょう~。

■静力学的扁平足
さて、せ・い・り・き・が・く・て・き・…何て名前はどうでも
いいです(汗
疼痛を引き起こす、流れだけ覚えましょうね。
こちら
↓ ↓ ↓
・「発育にともなう体重増加」
     ↓
・「足の縦のアーチが扁平化」
     ↓
・「疼痛などの症状出現」

わかりましたか?
Hohmannはこの静力学的扁平足を「年齢」によって
3つに分類しています。
            
■3つの分類
年齢により3つに分類される扁平足。
これらを簡単にガイドしましょう~。

■小児期扁平足
→ 筋、靭帯、骨などの組織が未成熟の状態で、起立や歩行が
行われることから発症。

ただし、成長の過程で筋力や靭帯組織が強化されると、
多くは正常足として発育していきます。
よく、ご両親が足の扁平に気づいて来院されますが、
当の本人に症状があることは稀!です(^^
一般にこのタイプの扁平足は無症状であり、治療対象になる事は
非常に少なく、予後も良好です!
ご安心下さいね!

■思春期扁平足
→ 学童期以後、スポーツや長時間の起立歩行の職業などを
新たに開始した時に発症。

初期には、足の内側に疼痛を訴える事が多いようです。
殆どは、運動や歩行によって痛みが悪化。
安静によって軽快します。
ただし、痛みの激しい場合は、腫れを伴う事があります。
これは炎症性の扁平足の状態になっています。
さらに悪化すると、まわりの筋肉が反射性に痙攣を起こすように
なり、痙直性になったり、著しく外向きに変形する外反扁平足を
呈することもあります。
*この場合は、整形外科医を受診しましょう。

■成人期扁平足
→ このタイプには2パターンがあります。
1.思春期扁平足からの移行
2.成人期になってから発症

成人期になってから発症する場合、原因は以下のものが
挙げられます。
・肥満
・妊娠
・加齢
これらが原因で、筋力の低下が起こったり、靭帯が脆弱したり 
して発症します。

悪化すると、足の症状だけでなく、大腿部や腰部にまで
放散痛を訴えることもあるので、注意が必要です。
たかが、扁平足。
されど、扁平足。
ですね…
                           (by フー)
—————————————————————
今週のガイドは如何でしたか?
このメルマガが、少しでもお役に立てれば幸いです。
次回は、症状、治療法などについて
わかりやす~くガイドします。
痒~いところに手が届くようなメルマガ目指しています。
次回も お・た・の・し・み・に~


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