ランナーのためのランニング障害SOS

まつだ整形外科クリニック

変形性関節症と骨粗鬆症

■「膝の痛み何でもQ&A」シリーズ

Q.「変形性膝関節症と骨粗鬆症は関係ある?」

福岡在住のFさんからの質問です。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)。最近、よく聞くようになりましたね。
この病気は
骨からカルシウムが溶け出すことによって、骨量が少なくなる病気」です。

骨の内部の網目構造が弱くなり、消失してしまうので、骨の強度が落ちて
しまいます。
その結果、チョッとした事でも骨折しやすくなってしまうのです。
では、「変形性膝関節症(へんけいせい ひざ かんせつしょう)」は
どうでしょう。
関節軟骨(かんせつなんこつ)というクッションの役割を果たしている
軟骨がすり減ってしまいますので、それを補おうとして
「骨はむしろ増殖」します。 
 
また、それとともに関節軟骨が硬貨(こうか)するので
局所的には「骨量は増加」します。
つまり、
→「骨粗鬆症と変形性膝関節症は反対の性質」であると言えるでしょう。

ですから、この二つの疾患が同時に起こることは、あまりありません。

■骨粗鬆症が変形性膝関節症に進行する場合 
非常にまれですが、骨粗鬆症が変形性膝関節症に進行するケースが 
あります。

骨粗鬆症の場合、関節軟骨の土台となっている軟骨下骨(なんこつかこつ)
の強度も低下します。
そのため、ちょっとしたケガでも軟骨下骨に小さな骨折が起こることが
あります。
すると、当然その上にある関節軟骨に傷がついたり、劣化する可能性も
あるわけです。

その結果。
→ 骨粗鬆症が変形性膝関節症に進行する場合も
「まれにある」と言えるでしょう。

骨粗鬆症も変形性膝関節症も、比較的中高年の女性に多く見られる疾患
です。
でも、このように性質が全く異なる疾患ですから、
「合併する事は殆どない!」
と考えて良いと思います。
Fさん。安心出来ましたか^^?

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