埼玉県熊谷市の整形外科医 松田 芳和 が複雑な体の仕組みや動きを分かりやすく解説いたします。
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変形性膝関節症の原因は?

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2007年12月23日




さて、変形膝関節症とは、過大な荷重が膝にかかることによって、
「関節軟骨(かんせつ なんこつ)」が少しずつ傷み、構造が破壊される
病気であるとガイドしました。

では、一体どうしてこのような病気になってしまうのでしょうか?

何か悪化させる要因はあるのでしょうか?

◆1【膝の荒野編:変形性膝関節症の原因とは?】後編
まずは復習です。

■悪化させる要因とは???
実は、次にあげるような人は変形性膝関節症になりやすく、さらに 
進行・悪化しやすい傾向にあります。
●体重が重い人
●スポーツや肉体労働で膝を酷使した人
●O脚やX脚の人
○背骨や骨盤、股関節、足関節などが変形している人
○太ももの筋力が低下している人
○半月板や靭帯の損傷、慢性関節リウマチや痛風などによる
関節炎で、関節軟骨が傷んでいる人

上に上げた6つの要因のなかで、先週は3つ(●)についてそれぞれガイド
しました。

今週は後半の3つ(○)についてガイドしていきます。

○背骨や骨盤、股関節、足関節などが変形している人
これは体質的なものに関係しますが、もともと軟骨の代謝異常があったり
すると、変形膝関節症を起し易くなったり、悪化しやすくなります。
また、稀ではありますが、遺伝子の影響で起こる家系性のものや、
生まれつきに背骨や他の多数の関節が変形してしまう事があります。

○太ももの筋力が低下している人
さて、あなたが階段を下りている姿を想像してみて下さい。
だれでも着地する際には、膝をゆっくりと軽く曲げますよね。
そうする事で、膝にかかる衝撃を緩和しているのです。

この時に最も重要な働きをしているのが、「太ももの筋肉」です。
この筋肉は膝を伸ばす働きがあり、「大腿四頭筋」といわれるものです。
この力が低下してしまうと、体重を支えられずに膝が折れてしまいます。

ですから、筋力が低下した人は膝を伸ばしたままで歩くようになります。
そのため、膝の同じ箇所に繰り返し大きな力がかかり、軟骨が傷ついて
しまうのです。
太ももの筋肉は大事です! ←キッパリ!

▽ちょっとアドバイス by フー
「痩せろ!やせろ!って言われるけど…」

病院に行くたびに「太りすぎ!」とか「痩せなさい!」と言われます…
変形性膝関節症を患っている方には、肥満の方が多いのは事実です。
病院に行くたびに「痩せなさい!」と言われる方も少なくないようですね。

でも、無理なダイエットをして体調を崩したり、体重は減ったけど
筋力も落ちてしまっては逆効果です。

まずは、筋力をつけることろから入りましょう。
適度な運動を加えながら、時間をかけて少しずつ体重を減らしましょう。
別の機会に詳しくガイドしますね!

○半月板や靭帯の損傷、慢性関節リウマチや痛風などによる
関節炎で、関節軟骨が傷んでいる人
靭帯を傷めたり、もともと軟骨が傷んでいる人は膝にかかる衝撃を
緩和する力が落ちています。

そのために、繰り返し負担がかかるため徐々に悪化していくのです。
特に靭帯(前十字靭帯)を損傷した既往がある人は気を付けましょう!
今週はここまで!

——————————————————————
さあ、関節軟骨がすり減ってしまう「変形性膝関節症」。
これは「治るの?」 それとも「治らないの?」
本には書かれていない事まで、わかりやす~くガイドしていきます。
お・た・の・し・み・に~


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