ランナーのためのランニング障害SOS

まつだ整形外科クリニック

サプリメント

「膝の荒野編」の途中ですが、今週から少々寄り道をしていきます。
日頃、外来で患者さんから良く聞かれる事があります。それは「サプリメント」
についてです。

近年の規制緩和の結果、日本でもドラックストアやコンビニエンスストアの
店頭、通信販売のカタログなどでも沢山の種類のサプリメントを見るように
なりました。
実際、私の友人は大量のサプリメントを買い込み、毎日何錠も飲んでいます。
体の調子がすこぶる良いそうです。

でも、サプリメントは「一般食品」であるため、病気の予防や改善といった
効能効果を表示する事は、薬事法などの関連法規によって規制されています。
ですから、どのサプリメントの成分がどのような病気や症状に有効なのかと
いう基本的な情報が伝わっていません。

果たしてサプリメントは効果があるのでしょうか???
今回は、整形外科医の目を通してじっくりとガイドしていきます。
特に、膝の痛みとの関係にフォーカスをあてていきますね。

◆サプリメントとは?
そもそもサプリメントにはどんな意味がるのでしょうか?
サプリメントとは、日常の食事で不足しがちな栄養分を補う食品。あるいは
積極的に摂取する事で健康増進や病気の予防効果の得られる食品です。
厚生省の報告書では次のように定義されています。
サプリメント:栄養成分を補給し、または特別の保健の用途に資するもの
として販売の用に供する食品のうち、錠剤、カプセル等通常の食品の形態で
ないもの。

つまり・・・
サプリメントとは、体の健全な成長や発達、健康の維持に必要な「栄養成分
の補給」を目的としたものなんです。
ちなみに英語では「ダイエアリー・サプリメント」日本語では「栄養補助食品」
といいます。

◆サプリメント大国・米国
一般に、米国では、国民の健康意識が高く、各自が質病予防に積極的に取り
組んでいます。
米国は、日本とは医療保険制度が異なり、病気になると高額な医療費や保険料
が必要となります。
ですから、人々の最大の関心。それは・・・
日頃からの「健康維持」にあります。
最近、サプリメントを上手に利用して、体の状態を最適に保とうとする人々が
とても増えているんです。

◆サプリメントの歴史
では、サプリメントはいつから広まっていったのでしょうか?
サプリメントの利用が急増したのは90年代です。
94年に栄養補助食品健康教育法(DSHEA)が成立したことがきっかけです。
この制定によって、サプリメントが「医薬品と食品との間」に位置づけられました。
これがきっかけで
「食事+サプリメント」
  ↓
「健康を維持」
という考え方が広く社会に浸透していったのです。

一方、日本ではサプリメントは「食品」の位置づけです。
日本のサプリメント事情はアメリカよりも20年遅れていると考えられて
います。

◆関節の痛みをやわらげるサプリメント???
患者さんからよく新聞広告やチラシを見せられることがあります。
先生?このサプリメント効きますか?
見ると、関節痛がこんなに楽になった~。とか、何年も痛くて歩けなかった
のに、このおかげですいすい歩けるようになった~。とか、レントゲンの写真
でこんなに関節の隙間が開いてきた~。
見事なまでの宣伝文句が並んでいます。

では、本当のところ。
サプリメントは効くのでしょうか?
医学的に認められているもので、関節痛などに効果があるとされている主なもの。
それは・・・
1)グルコサミン
2)コンドロイチン
です。
でもその真実はあまりにも知られていません。
真実は一体?

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今週のガイドはここまで。
次週はグルコサミンとコンドロイチンについてガイドします。
実際のエビデンス(科学的根拠)も紹介していきます。
なかなか手に入れられない情報も紹介しますね。
お・た・の・し・み・に~

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