ランナーのためのランニング障害SOS

まつだ整形外科クリニック

骨粗鬆症に伴う腰痛

◆骨粗鬆症(こつ そしょうしょう)による骨折?
まずは先週の復習です。

粗(あらい) +  鬆(す) =  骨粗鬆症(こつそしょうしょう)

骨粗鬆症は、骨に「す」が入ってもろくなる病気でしたね。
そのため、骨の量が減少して構造に異常が起こり、強度が低下して骨折の
危険性が増加した状態なんです。

◆骨粗鬆症による腰痛とは?
骨の量が減少して、構造に異常が起こっても「通常は腰痛は生じません」。
骨粗鬆症は骨折を生じて初めて腰痛が明らかになることが殆どです。

◆骨粗鬆症による腰痛のタイプ
骨粗鬆症では、骨がスカスカになっているので日常生活動作における軽微な
外力でも骨折する事があります。
その際、腰の椎体(ついたい)という骨のの破壊の程度に応じて症状は様々
ですが、大きく以下の二つに分けられます。
*椎体:無料レポートに図が描かれてますので、参考にして下さいね。

1)急性腰痛
鋭い腰背部痛を生じて、寝返りも打てない事もあります。多くは2~3週間
の安静で軽快します。
2)慢性腰痛もしくは無症状

最初から慢性の背部痛で発症したり、殆ど無症状の方もいます。つまり、
全ての人に鋭い疼痛が生じるわけではないのです。

◆骨粗鬆症における円背(えんぱい)と身長低下
最近、背中が曲がってきた~。とか、身長が低くなった~。
こんな方いませんか?
あなたはのおじいさん、おばあさんは大丈夫ですか?
あなたの友達、ご両親は?
腰痛がなくてもこのような場合は、骨粗鬆症における椎体骨折の可能性が
あります。

背中が曲がって身長が低下する理由は2つ。
1)上下の椎体の間にある椎間板の高さの減少
2)椎体の骨折

ですから、腰痛がないからと言って安心せず。背骨が曲がり、身長が低下して
いる身近な人がいましたら一度、整形外科を受診して診てもらいましょう。
なぜなら、早めの適切な治療で予防が可能だから!です。

面白いデータを紹介しましょう。
60歳代の骨粗鬆症の方が、新たに椎体骨折を生じる可能性は年間5~7%
ですが、1個以上椎体骨折がある方は約2倍になってしまいます。
つまり、一度骨折をおこしてしまうと、数年のうちに多発して背中が曲がる
危険性が高くなるのです。

したがって、骨粗鬆症による円背と慢性腰痛を防止するためには….
最初の椎体骨折の発生を防止する事が重要!

今週のガイドはここまで。
来週は「椎体骨折防止のための対策編!」
・~日常生活動作指導編~
・~薬物治療編~
をガイドします。
お・た・の・し・み・に~

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