ランナーのためのランニング障害SOS

まつだ整形外科クリニック

股関節の弱点

◆股関節の弱点(栄養輸送路にあり!)
体重の5倍以上の負担にも耐えられる靭帯を持つ股関節。う~ん。いかにも
強~いイメージがありますね。

でも。
意外なところに弱点があります。
股関節には、運動時にはかなりの負担が掛かっています。当然、必要とする 
栄養分も多くなってきます。

実は、この栄養分。主に「動脈(どうみゃく)」という専用の血液輸送路を
通って送られてきます。

ところが、この股関節では「関節包:かんせつほう」という袋が、最も栄養を
必要とする大腿骨頭(頭の部分)と頸部(くびれの部分)を覆っているために
この「輸送路」の分布が非常に少ないのですね。
したがって、時として「輸送路」に障害が起ると「栄養障害」を起こす事が
あります。 
→ 別の機会にガイドしますね♪

◆助手席のあなた!足を組むのは危険?です!
今、あなたは彼女(彼氏)とドライブ中。海面に反射する太陽の光が眩しく
輝いています。(←ちなみに私は「海」派です!←キッパリ)

実は、股関節にはもう一つ弱点があります。
「おわん」から「ボール」が飛び出してしまうこと。そう、「脱臼」です。
「脱臼」を起こしやすい疾患もありますが(別の機会でガイドします)、
ドライブ中に脱臼なんてことも起りえるのです。
股関節を守っている靭帯。その警備がもっとも気の抜いた状態があります。

それは…
まさに、助手席で脚を組んだ状態なんですね。
脚を組むと股関節は屈曲(曲がっている状態)します。この時、靭帯は
弛緩(しかん)してゆるんでしまいます。
さらに、脚を組む事によって股関節は内転、内旋(内側にひねる状態)と
なります。
この時、靭帯の最も手薄な部分に、大腿骨頭の軸がまっすぐに向かって
密接する状態になります。←股関節警備隊(?)が最も弱い状態です。

脚のすらりと伸びた彼女(彼?)が脚を組むと、それはあなたが彼女の
ハートを射止めるどころか、まさに「矢」(大腿骨の長軸の方向)が
「的(まと)」(股関節の最も弱い部分)の中心を狙うことになります。
ここで、衝突や追突などで膝をダッシュボードなどに打ち付けると、
まさに矢が的を貫き後方に脱臼なんて大事故になりかねません。

はい。今日から助手席で脚を組むのは止めましょうね♪

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さて、今週のガイドはここまで。
次週はいよいよ股関節の「病気」についてガイドします。
お・た・の・し・みに~ (^^)/~~~ !

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