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まつだ整形外科クリニック

腱鞘炎の治療

◆腱鞘炎(けんしょうえん)の治療
さて、腱鞘炎の治療には大きく分けて2つの方法があります。
一つは「保存的治療」・・・手術をしない方法
そして「手術治療」・・・・手術をする方法
この2つです。
でも、ほとんどの場合は「保存的治療」で改善されますのでご安心を!

◆保存的治療
一般的に、まず「保存的治療」を試みます。
原因を思い出して下さい。
そう、「使い過ぎ」でしたよね。

ですから最初の治療法は…
▼なるべく動かさない!
これが一番大事です。でも、仕事や家事で使わないのは難しいですよね。
ですから、「無理の無い範囲で安静を心がける」ようにしましょう。
少しずつ楽になりますから。

▼鎮痛剤の使用
手指の腱は皮膚から浅いと所にありますから、痛み止めの成分の入った
「湿布」や「軟膏」が結構効果的です。ぜひ、試して下さいね。
時に内服薬も使いますが、内臓に負担のかかることもありますので、
主治医とよく相談して使いましょう。個人的にはあまり薦めません。

▼注射(ステロイド薬)
症状の強い場合は、腱鞘の内部に抗炎症作用のあるステロイド薬を直接
注射します。1回の注射で劇的に良くなる事もあります。改善されない
場合は1週間ほど間隔をあけて3~4回行う事もあります。
基本的に、あまり注射を繰り返して行うのは良くありません。

◆手術治療
残念ながら、保存的治療で効果が無い場合や、何度も繰り返したり、とにかく
早く治したい場合。最終的には患者さんが希望すれば手術が行われます。

一般的には、局所麻酔で行います。腱を圧迫している腱鞘を切り開いたり、
一部切り取ったりするんですね。これで痛みや引っ掛かりはなくなります。
手指の腱鞘炎であれば10~15分ほどで終わる比較的簡単な手術ですから
ご心配なく!
もちろん、一般的に入院の必要はありません。

◆日常生活上の注意!
最後に日頃気をつけるといい事をガイドしましょうね。
何度も繰り返しますが、腱鞘炎の多くは「使い過ぎ」つまり「負担が掛かり過ぎ」
なんですね。ですから、次の3つの点に注意してみて下さい。

1)手指の付け根への負担(刺激)を避けましょう!
重いものを持つ際には、バッグを肩にかけたり、背負うタイプにしましょう。
また、ゴルフやテニスも原因の一つです。症状の強い時は程ほどに(^^;
2)細かい作業は程ほどに!
パソコンや編み物など、趣味でついつい長時間続けてしまう事があります。
気持ちはわかります。でも、時に休憩をとりましょう。
3)むくみのある時は手を高く!
時に指がむくんだりします。その時には、心臓より手を高くしましょう!
むくみが取れ易くなりますよ。

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さあ、これで腱鞘炎の散歩はおしまいです。。
また、機会がありましたらガイドしますね。
次回は、手指の変形性関節症(へんけいせい かんせつしょう)をガイド
します。(ちなみにリウマチとは違います)
更年期以降の女性に多く見られる病気です。わかり易くガイドしますね。
お・た・の・し・みに!

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