ランナーのためのランニング障害SOS

まつだ整形外科クリニック

五十肩 リハビリ編

さあ、今週は「五十肩のリハビリ」についてガイドします。
病院の掲示板や小冊子でよく目にする「アイロン体操」。
○○病院院長監修  なーんて書いてあると「これで治る!」と思って
しまうかもしれません。。
もちろん、誤った治療ではありませんが、注意が必要なんです。

◆五十肩のリハビリの基本的な考え
五十肩は基本的には放っておいても,いつかよくなります。
そこで大事なのは
痛い期間を短くする。そして、そのあとの可動域制限を少なくする。
ということです.
何せ五十肩の原因が未だにわかっていないので、その時々の症状に対して
アプローチするのが大事なんですね。

◆時期によるリハ治療の違い
□初期 (何をしても痛い時)
まず安静・消炎鎮痛処置です。当然、内服・注射もおこないます。
患者さんには安楽な姿勢を見つけるよう心がけてもらいます。
つまりリラクゼーションが最も大事なんですね。
(でもリラクゼーションができないから痛くなるのかもしれません…。)
リハビリでは、肩の周囲はもちろん、腰などを含めて筋緊張の取り除いて
もらいます。 ←これ、ものすごく大事です。

□拘縮期 (痛みはとれたが、動きが悪い時期)
まず、腱板(けんばん)機能訓練をします.
可動域(肩関節の動き)が悪いので、出来る範囲で腱板に刺激が入る
ような運動をしてもらいます。

では、いくつかお薦めの運動を紹介しますね。
動画で見れます。(肩のスペシャリスト 近(こん)ちゃんガイド付き)
→ http://www.iryouhiroba.com/frontline/backnumber/archives/20041101/ index.html
(1)ボトルを使ったエクササイズ。
(2)お風呂の中での運動。(水の水圧がちょうど良い負荷になります)
肩まで浸かって、肩を内外旋してください。

五十肩でお悩みの方。試してみて下さいね。

◆アイロン体操の注意点!
実は、最近はアイロン体操はあまり行われていません。
ただ、正しく行えばそれなりの効果は期待できます。
では、ポイントのみ紹介しますね。
(1)出来るだけ前屈で(前かがみで)
(2)力を抜いて (三角筋に力を入れないように)
(3)軽く振る
 以上で、腱板(けんばん)を刺激する事が出来ます。

ところが。。。
肩の動きが悪い方が直立した姿勢でアイロンを持ち上げると
外側の筋肉(アウターマッスルといいます)の三角筋の力で無理やり
挙げることになります。
インナーマッスルである腱板とのバランスが悪くなり….
さらに「悪化」してしまいます。
みなさん!やり方を間違えないようにして下さいね!

◆お薦め体操
やっぱり一番のお薦めは
「お風呂の中での運動!」 これにつきます。
お風呂の中でリラックス♪

筋肉の緊張をとり♪
ゆっくりと手のひらを広げてぇー♪
じゃば~じゃば~!♪
ぜひ、ぜひ試してくださいね。

▼大事なことなので先週に引き続きもう一度。
治療の基本は何と言っても「リハビリ」になります。
ですから、みなさんが医療機関を受診される場合。
整形外科医はもちろんですが、「リハビリ」が可能な、つまり
「理学療法士」がいる医療機関を受診することをお薦めします!

さて、今週はここまで。
神秘の森。五十肩の散歩はいかがでしたか?
次週は「肩の脱臼」についてガイドします。
「大きな可動域」を獲得した代償として併せ持ってしまった「不安定」
肩関節の脱臼はスノーボードの代表的な外傷の一つです。
(スノーボーダー必見!?)
  お・た・の・し・み に!

★注意、免責事項について
■医療相談は行っていません。治療中の方は主治医の方にご相談下さい。
■記載内容を利用して生じた結果については、当方では責任は取れません。

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