ランナーのためのランニング障害SOS
まつだ整形外科クリニック

頚椎のしくみ 椎間板と椎間関節

7つの骨

頚椎は7つの骨で出来ています。(以前ガイドしましたよね。)
ヨコから見ると、S字カーブの最初の部分になります。

では、ここでみなさまに質問! 
Q:骨と骨は何で結合でしているのでしょうか?(2つあります)

椎間板

そうです!正解は・・・
A:一つは『椎間板』です。聞いたことのある方も多いと思います。

では、椎間板についてガイドしましょう。

椎間板の構造と役割

椎間板は「繊維軟骨」で出来ています。
わかりやすく言えば、厚みのある「ゴム風船」みたいなものです。
表面は「繊維輪」と呼ばれる硬い「壁」。中身は「髄核」といって非常に水分の豊富な組織で、ある程度の圧力を保っています。

そして、「クッション」の作用をして、体重や衝撃を和らげたり、ある程度の「可動性」を生み出しています。

腰椎を散策する時に、さらに詳しくガイドします!

椎間関節

そして、もう一つは・・・
A:『椎間関節』です。聞きなれない言葉ですよね。
では、椎間関節についてガイドしますね。

椎間関節の役割

椎間関節はいわゆる軟骨(硝子様軟骨といいます)で出来ています。
そうです。椎間板とは違います。

脊椎の中でもっとも動きの大きいのは?・・実は「頚椎」です。

特に、椎間板がなく、椎間関節だけで結合している1番目と2番目の頚椎がもっとも大きい動きがあります。

つまり、椎間関節が頚椎の「動き」を可能にしています。

脊髄

そして、「脊髄」です。これは号外編でガイドしましたね。
脳からの指令を全身に伝え、全身からの指令を脳に伝える大事な役割を担っています。
  
さて、来週は実際にみなさまを困らせることのある「頚椎の疾患」について代表的なものをガイドします。

注意、免責事項について

■医療相談は行っていません。治療中に方は主治医の方にご相談下さい。
■記載内容を利用して生じた結果については、当方では責任は取れません。

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