埼玉県熊谷市の整形外科医 松田 芳和 が複雑な体の仕組みや動きを分かりやすく解説いたします。
少しでも痛みの緩和や病気の予防につながれば幸いです。
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腰痛疾患の治療 前編

インソールバナー2

2007年3月22日




腰痛疾患の治療 2004/11/1
 ◆ 【「読者の皆様からのお便り」】
 ◆ 【「腰痛疾患の治療」をガイドする♪】~★前編
 ◆ 【「お薦めメルマガ」のお知らせ】
 ◆ 【編集後記】
 
 □ 前述の「新潟県中越地震」義援金のお知らせに対して読者のみなさま
  からお便りを頂きました。いくつか紹介させて頂きます。
—————————————————————–
  (新潟:ジン・トニックさん)
  この度は全国の皆様へ支援の呼びかけ・・感動しました!
            中略
  Dr.フーが呼びかけたとおり、今さしあたって出来ることは、
  義援金による支援だと、小生も同感です。
  昨日朝、家内と共に義援金を振り込みました。せめてそれくらいしか
  ・・・・・。自然の脅威に無力な自分を省みる心境です・・。
  でも、自分にでも今出来ることを精一杯頑張ろうと決意しています。
  いつか自分の身の回りにも、何が起きるか計り知れません。
  人間社会において、人と人とが互いに助け合い、励ましあって、
  強く生きて活きたい・・・と願っています。
            中略 
  
  とにかく、一刻も早い復旧・復興を祈らざるを得ません。
  また、被災された皆様に「安穏な生活」が早くに戻れますよう、
  ただ、ただ、お祈り申し上げます。
  Dr.フーさま。本当に「真心の呼びかけ」に敬意を表します。
  ”善の連帯のネットワーク”が拡がれば・・・ですね!
  今後のご活躍に大いなる期待を申し上げます。
  —————————————————————
  
 (名古屋:S.Sさん)
  号外メール、読みました。
  読んでいて、泣けてきました。早く、本当に1日も早く被災された
  皆様が元の生活に戻れることを強く願います。
  ————————————————————
  (長野:S.Kさん)
  今日は新潟地震のご心配の配信(義捐金のこと)ありがとう
  ございました。
  私も何かできないかと考えていたところ、少しばかりですが今日
  手配します。
————————————————————
  (埼玉:T.Kさん)
  義援金のお話賛同いたします。
  また、新潟地震の被災者の方々には心よりお見舞い申し上げます。
  物が有り余っているこの日本で、救援物資を送り込めない現実に
  歯がゆさを覚えます。
  
  昨日のラジオでの被災者へのインタビューで、当座必要なことは
  何かを聞いたところ、「お金と水と新しい毛布」ということでした。
  大した額ではありませんが、被災者の状況と心境を思い、支援したい
  と思います。
————————————————————–
みなさん!本当にありがとうございました(涙)!
  本編
       
 □■Dr.フー「腰痛疾患の治療」をガイドする♪~前編~
 
 ◆好評(?)につきQ&A方式で行いますね。
  治療法について具体例を挙げます。
  どの疾患についての治療でしょうか?
  当てはまる疾患を以下の4つから選んで下さいね。
  (注)Vol.16をお読み頂くとわかりやすいですよ。
  
  (1)椎間板ヘルニア
  (2)ギックリ腰
  (3)筋・筋膜性腰痛症(腰痛症)
  (4)変形性脊椎症(へんけいせい・せきついしょう)
 —————————————————————– 
 Q1.正しい姿勢をとるのが一番です!
 (Aさん):じゃあ、先生。悪い病気じゃないんですね。でもね、先生。
       他の病院で薬もらって飲んだんだけど、良くなっても仕事で
       疲れるとすぐに戻っちゃうんですよね。
       根本的にはもう治らないんですかね?
 (フー):いえいえ。原因はわかっている訳ですから、そこから治療して
      いきましょう。治らない病気ではないんですから。
      (以下、一般的な説明)
       
   この疾患は、不良姿勢、同一姿勢を続けることによって起こる筋肉の
  疲労が主な原因です。
  ですから、まず姿勢を正す事から始めましょう。背ぼねのS字カーブ
  を忘れずに!顎を引いて、首を上に向かってまっすぐに伸ばすイメージ
  で。
  仕事で、デスクワーク、車の運転など、長時間にわたり同一姿勢をとら
  ざるを得ない時は少なくとも1時間に1~2度くらいは手を休めて
  背すじを伸ばしてみましょう。
  
—————————————————————-
 Q2.足の筋力が低下してきたり、尿が出にくくなってきた場合は手術を
    薦めます…。
 (Tさん):それじゃあ、MRIの検査をするんですね。わかりました。
       結果次第によってはしゅ、手術ですか?
 (フー):はい。でも筋力も低下していませんし、おしっこの方も問題
      無いようですから。まずは保存的に治療していきましょうね。
      (以下、一般的な説明)
  まずは、腰に負担のかからないように安静にします。(絶対安静では
  ありません)もっとも痛みが少ない自分の楽な姿勢で休みましょう。
  膝からふくらはぎの下に枕を重ねて入れたりして、膝と股関節を曲げて
  仰向けに寝るのが楽な事が多いです。
  この姿勢は筋肉の緊張は和らぎますし、腰の反りも正します。
  次に、痛みに応じて内服、注射、坐薬などで痛みを和らげます。
  なお、痛みが軽減して歩いたり出来る場合は、腰に巻くバンド、
  コルセットなどを使用して腰を保護します。
  (もちろん、つけっぱなしは良くありません。筋力はおちてしまいます
  から..。痛みが取れたら少しずつはずしていきましょう)
  これらの治療に抵抗性がある場合は、神経の通り道である、硬膜外という
  スペースにお薬を注射する「硬膜外ブロック」や、直接痛みを引き起こし
  ている神経にお薬を注射する「神経根ブロック」という方法があります。
  痛みが取れない、筋力の低下が進行、尿の出が悪い、早期の職場復帰が
  必要、などなど。その際は医師と十分に話し合って手術をする事が
  あります。
  —————————————————————–
 Q3.日頃のメンテナンスが大事です!
 (Nさん):もう何度もナンドも繰り返しちゃって。良い時はホント何でも
       無いんですよ。やっぱり老化現象なんですかね。
       もう、死ぬまで治らないですね….。
 (フー):たしかに骨の老化もありますが、それだけが原因ではないんです。
      Nさんよりお年の方でも、腰が痛くないって方は沢山おられます
      よ。
      田んぼでお米を作ったり、畑で野菜を作るのと同じですよ。
      手入れが大事なんです。自分の体にも手をかけて挙げて下さいね。
   <ある病院にて>    
  「レントゲンを見て、○○さん。ほら、ここに骨の棘(とげ)が出てるで
  しょ。これ、骨棘(こつきょく)って言います。年とった証拠。
  仕方ないよ。腰痛は老化現象だからね。上手に付き合っていってね。」
  なんて、事、言われた方おられませんか?
  これ、医者の説明としてはあんまり正しく無いんです。
  (あはは。言い切っちゃいました)
  ある程度のお年になると、骨棘は出て当たり前。確かに加齢的な変化
  ですが、それだけが痛みを引き出しているわけではありません。
  多くの場合は、背ぼねを支える筋肉や靭帯が少しずつ弱くなり、その
  ために腰痛が出てしまいます。
  もちろん、人間の体です。良くなったり悪くなったりします。
  痛いときは、少し無理をせず、時に薬を飲んだり、ベルトをしたりします。
  電気やホットパックといった物療もいいでしょう。
  ただ、大事なのは・・・・
  日頃からのメンテナンスです。
  痛みが落ち着けば「体を動かしましょう!」ゴロゴロしていては筋力は
  ますます衰えてしまいます。
  日頃より、バランスの良い筋力を維持するようにしましょう。
  毎日の体操、散歩をお薦めします。
  
  もちろん、無理な姿勢や動作はさけましょう。
  そして、なんとなく重だるい、痛みが出てきた時、外用剤
  (シップや塗り薬)を使ってみましょう。その日の疲れや痛みを翌日に
  持ち越さないようにしましょう。
  お米、野菜を作る時、お花を育てるとき、一生懸命手入れをします。
  その手入れを自分の体に向けてください!
  ——————————————————————-
 Q4.予防が大事です!
  
  鎮痛剤が効いたようです。
 (Fさん):こんな痛いの初めて!てっきりヘルニアかと思っていました。
       (少し笑顔が出てきました)
 (フー):殆どの方は4-5日で良くなりますよ。長い人でも2週間あれば
      ずいぶん楽になります。
 (Fさん):何度も繰り返す事があるって聞いたんですけど…。
     
 (フー):そうですね。治療は予防が一番大事ですよ。
      
  多くの方は1週間以内でかなり楽になります。痛みが強い時期は無理は
  出来ません。鎮痛剤などを使って一番楽な姿勢でいましょう。
  痛みが治まってきたら、少しずつ体を動かしていきます。
  さらに痛みが治まれば、腹筋や背筋など腰を支える筋力をつけていきま
  しょう。
  ただし、人によっては繰り返す事があります。そのたびに椎間板を傷めて
  ヘルニアの症状を来たすことがありますので、日頃より筋力を維持して
  おきましょう。
  また、日常生活の中で物を持ち上げる際に、負担のかからないように膝を
  曲げるなどの工夫も必要です。
  ——————————————————————
Q1.-A.(3)筋・筋膜性腰痛症(腰痛症)
  Q2.-A.(1)椎間板ヘルニア
Q3.-A.(4)変形性脊椎症(へんけいせい・せきついしょう)
  Q4.-A.(2)ギックリ腰
 —————————————————————– 
  ◆注意 典型的な具体例を挙げただけですので、必ずしも全ての方に
      当てはまる訳ではありません。ご了承下さいね。
  みなさん。いかがでしたか?
  おわかりになりましたか?
  
さて、来週は「腰痛を起す病気」の「治療編」~後編です。
           お・た・の・し・み・に!….. ♪


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